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2006年5月8日のBioTodayニュースレターの前書き

こんにちは。清宮(せいみや)です。

一昨日の昼に栃木を出て、昨日の昼の12時ごろに姫路に帰ってきました。


夜通しの運転で睡眠不足だったので、昨日の夕方4時ぐらいに寝て、夜中の12時ぐらいにおきて仕事を始めました。これが休みボケ解消のちょうど良いリセットになりました。


皆さんも頭しゃっきりさせて仕事頑張ってください。


さて、ゴールデンウィーク中も海外ではいろいろなニュースがありました。


特に印象深かったのは、AstraZeneca社によるGALIDA(tesaglitazar)の臨床開発プログラムの中止です。


 http://www.biotoday.com/view.cfm?n=12936


GALIDAはデュアルPPARアゴニストですが、Bristol-Myers Squibb社とMerck社の同じくα、γPPARアゴニスト・PARGLUVA (muraglitazar) の開発もうまくいっていないところをみると、デュアルPPARアゴニストの開発は一筋縄ではいかないみたいです。


Wyeth社はα、δ、γに作用する“トリプル”PPARアゴニストの開発でPlexxikon社と2004年に提携しましたが、その後の開発状況については音沙汰がありません。


 http://www.biotoday.com/view.cfm?n=5221


最近のPPARアゴニストの開発で興味深かったのは、三菱ウェルファーマ社とPerlegen社の提携です。


両社は昨年4月にMCC-555というPPARアゴニストの開発で提携しました。


 http://www.biotoday.com/view.cfm?n=6898


この提携の下でPerlegen社は、MCC-555が効く患者群を同定しうる遺伝子マーカーを探索する予定です。


もしMCC-555で遺伝子マーカーが同定されれば、そのマーカー探索の手法がデュアルPPARアゴニストにも応用できるかもしれません。


そうなると、3相試験まで終了しているAstraZeneca社のGALIDAは、“再開発”という点で魅力的な薬剤になるかもしれないなと思いました。(終)

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コメント

Deerslayer released the arms from his foes.

It's so best, as he had a near interest in every limb.

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