JNCI e-Update
今日の「バイオベンチャー関連ニュース」で、AtheroGenics社とAstraZeneca社の提携に関連して、AtheroGenics社が達成報奨金をうけっとたというニュースを紹介しています。
AstraZeneca社は、Exantaの販売がFDAに拒否されたり、肺癌を対象にしたイレッサの臨床試験で良い結果が出せなかったり、Toprol XLの特許係争で負けたりと良いことがここのところありませんでした。
ただ、AtheroGenics社やその他のバイオテックと提携して開発している製品が複数あり、これらの製品の開発がうまくいけば投資家の注目はさらに高くなっていくでしょう。
さて、
AstraZeneca社はオンコロジー領域に力を入れており、医療専門家向けに有益な情報を配信しています。
とりわけ私がよく使わせてもらっているのはJNCI e-Updateというサイトです。
JNCI e-Updateでは、癌領域でインパクトファクターNo.1の雑誌・Journal of the National Cancer Instisute(JNCI)に掲載された文献のうち、肺癌、乳癌、前立腺癌領域の文献を日本語に訳してメールマガジンとWebで提供しています。
配信は、JNCIの発行の翌週の水曜日です。
訳の対象となるのが肺癌、乳癌、前立腺癌だけというのと、JNCIの発行後すぐではなくて翌週に更新というのが玉に瑕ですが、訳は読みやすいですし、後で参照するときにデータベースとして活用できます。
オンコロジー領域の専門家の方には有用なツールだと思います。特に、乳癌、肺癌、前立腺を担当されている方には必須のツールと言って良いかもしれません。
その他、AstraZeneca社は専門家向けに以下のようなサイトを提供しています。
▽専門情報
AstraZeneca社に限らず、多くの製薬会社は自社製品に限定せず、多くの医学情報を独自に配信していたりします。
そんなわけで、明日からは、企業が提供している医療サイトを少しづつ紹介していこうと思います。
明日はキッセイ薬品を紹介しようと思っています。
ではまた明日!