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ファイザー社会長兼CEOハンク・マッキンネル氏の著書の日本語版が出版された

◇期待の抗肥満薬・Acomplia(Rimonabant)に対してFDAから承認見込みが通知されました。最終承認に必要な要件が明らかになっておらず、どの程度の情報が要求されているのかは不明です。

続報が入りましたらお知らせします。

◇ファイザー社会長兼CEOハンク・マッキンネル氏の著書の日本語版が昨日出版されました。

 ▽ファイザーCEOが語る 未来との約束

 ▽原題:A Call to Action

製薬業界のトップの頭の中を知ることができます。すなわち、この本を読めば、製薬業界の方向性が把握できるようになるでしょう。

マッキンネル氏は以下のことを繰り返し主張しています。

 ・米国を始めどの国においても現在真の「ヘルスケア」制度は存在しない。
 ・なぜなら、病気にかかって初めて有効になる「シックケア」の制度しか存在しないからだ。
 ・真のヘルスケアを確立するには、医療へのアクセスを制限したり、医療費をやみくもに抑制することではなく、「健康を守ることへの投資」こそが必要だ。
 ・これを実現するには、予防、教育や早期診断・早期治療に重点を置く必要がある。

なぜ業界トップのCEOが早期診断・治療に重きを置くのか?そのメリットとは?

具体的な事例を交えて、よりよいヘルスケア制度の実現に向けた数々の提案をしています。

ビジネスは社会のニーズに応えるべく成長していくべきだと思います。その点で彼は正しい視点を持っていると思います。

また、このような本を出版してその考えを明らかにしておくことは一般消費者に対して真摯な態度だと感じました。

 ▽ファイザーCEOが語る 未来との約束

 ▽原題:A Call to Action

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