まずやってみよう
これまで、メチルトランスフェラーゼはメチル基より大きな化学基はDNAに付加できないと考えられてきましたが、今日の注目ニュースによると
「メチルトランスフェラーゼはメチル基より大きい化学基もDNAに付加できる」
みたいです。やってみないとわからないことって多いよなあと思いました。
今後は、注目ニュースで取り上げた技術が様々な遺伝子解析アッセイに使用されていくと思います。
さて、遺伝子解析にはRNA干渉がよく用いられるようになってきました。
Biocompare社の2005 Fall Purchasing Reportでは、55%の研究者がRNA/siRNAを使ってみたいと思っているという結果となりました。
http://biz.yahoo.com/iw/051129/0102414.html
昨年にも増して、RNAi関連研究はメジャーになってきているようです。
一方日本ではどうか?
ジェノファンクション(http://www.genofunction.jp/)の野沢社長は、自身のブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/inozawa1122/)で以下のような見解を述べています。
「日本ではRNAiに関する否定的なご意見をあちこちで聞きますが、このままでは、日本のRNA研究がますます遅れるのではないかと危惧しています。」
もしRNAiの有用性についてよくわからないという方がいましたら、野沢社長のブログやメールマガジンを読んでください。RNAiが研究でいかに幅広く活用されているかを知ることができます。
使えるものはとりあえず使ってみたほうが良いです。「やってみないとわからないことって多い」と思いませんか。
【参考】RNAi関連の本