新年に耳を傷める人々、それを治療する人
さて、中国の祭りの映像などでは必ず爆竹がみられたり、結婚式などではクラッカーが鳴らされたりと、人間はめでたいときには大きな音をたてることが好きなようです。
しかし、陽気にみんながパンパンやっている裏で、爆竹の事故が原因で耳に外傷(音響外傷)を負い、感音難聴になる人もいるようです。
今日のメルマガでも紹介していますが、ドイツのバイオテック・Auris Medical社が、感音難聴を治療するAM-111という薬を開発しています。
http://www.biotoday.com/view.php?n=11077
Auris Medical社は今年1月1日にAM-111の臨床試験を開始しました。なぜよりによって正月に試験を開始するのか?
それは、ニューイヤーパーティーの爆竹が原因で音響外傷を被ってしまった人を目当てにしているからです。
AM-111は、新年を祝う行事の24時間以内に投与されたとのことです。すなわち、1月1日だけの試験。
この試験はドイツの2つの施設で実施されました。文字通りお正月返上で働いた先生方、スタッフの方、ご苦労さまでした。