逃げる勇気
BioTodayのコメント欄にも紹介していますが、朝鮮日報が韓国の幹細胞スキャンダルの特集を組んでいます。
http://japanese.chosun.com/site/data/category/hwang_ws/hwang_ws-0.html
特に「【論文ねつ造】黄教授はなぜ論文をねつ造したのか 」が興味深いです。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/12/24/20051224000009.html
圧力がかかると人間は嘘をついてしまうことがあるんだなあと思います。
Woo-suk教授が絶対的に悪いとしても、写真の偽造を指示された人とか、データの捏造をかぎつけた人とかが彼を注意して止めてあげるべきだったと思います。
広義では、彼の悪行に加担した人がいたわけで、これも組織ぐるみの詐欺の一つといえます。
ところで、
国内では建築偽装が大問題となっており、主に上層部が悪者として使われていますが、上層部以外の一般社員や工事に関わった人で「何かおかしい」と思った人は多かったのではないかと思います。
そう思った人が勇気を持って何らかの行動をすれば、これほどの大問題にはならかなかったのではないでしょうか。
一度勤め始めた会社を告発すれば辞めさせられる可能性もありますので、個人レベルではひどく骨の折れることだとは思いますが、悪いことをしている人・組織を知ったときには告げ口して逃げる勇気も必要なんでしょう。
告げ口しなくても、少なくとも逃げ出す勇気は必要だと思いました。