多田氏の笑顔
こんにちわ。BioToday.comの清宮(せいみや)です。
昨日紹介した多田氏のドキュメンタリーは今日の深夜0:15に再放送です。関心のある方はどうぞ。
昨日の文章はだいたいはあっていると思いますが、ちょっと違っている部分があるかもしれません。細部の違いについてはご容赦下さい。
今日は体調が優れないのですが、もしこれ以上具合が悪くならなければ再放送をもう一回見ようと思います。
ご覧になればお分かりになると思いますが、病気になられた後の多田氏の無邪気な笑い顔がとても印象深いドキュメンタリーです。
番組では以下のようなエピソードも紹介されています。
「研究者として、研究者が作り出した悪夢・原爆の悲惨さについてまとめてみたいとは思っていたけど、テーマが自分には重過ぎてずっとまとめることができずにいた。けど、脳梗塞を患って、原爆の被災者と同じ死の淵を経験したことで原爆の悲惨さを伝える能の台本を書くことを決めた。」
このエピソードに心打たれました。多田氏は多田氏にしかできないことをしたわけで、その点が感動的であり、非常に羨ましかったです。
仕事や人生はなかなか思うようにうまくはいかないものすが、どうせなら自分にしかできないことを生きているうちにやってみたいと思います。
そういう点で、半身不随でとてつもないハンデを負っているにも関わらず、自分にしかできないことをひょうひょうとこなしている多田氏がとてもうらやましかったのです。
今思えば、自分にしかできないことをして創造的な毎日を送っているという充実感があの笑顔に表れていたのかもしれません。