世界エイズデー
20年前にHIVウイルスを同定したフランスのInstitut Pasteurを含む官民の研究団体が、はしかワクチンを応用したエイズワクチンの開発プロジェクトを発足させました(注目ニュース参照)。
このプロジェクトには英国、フランス、ベルギー3カ国の研究者等が参加します。
さて、明日、12月1日は世界エイズデーです。
UNAIDSとWHOが公表した2005年版報告書によると、世界のエイズウイルス感染者は今年4000万人を突破しました。
日本では昨年1年間に新たにHIV感染者数が780件、エイズ患者数が385件合計1,165件が報告されました。初めて1,000件を突破し、いずれも過去最高となっています。
HIV感染のほとんどは、性的接触が原因であり、誰でも感染する可能性があります。しかも、長期間、自覚症状が殆どないため、気づかずにうつしたり、うつされたりする危険があります。
早期発見は、早期治療に結びつき、病状の重症化防止につながります。
また、HIV感染が予め分かっていれば、子供やパートナーにHIVを感染させることなく子供が授かれる可能性もあります(http://www.biotoday.com/view.php?n=5334)
気付かないまま子供を産んでしまい、知らない間に子供にHIVをうつしてしまうというのは最悪だと思います。
エイズ検査は、全国の保健所で「無料」「匿名」で受けられます。
しかしながら、基本的には平日昼間など限られた日時にしか実施していませんし、立地条件もよくないことが殆どです。また、保健所そのものが日常生活に馴染みが薄いこと等から、多くの人にとってAIDS検査は敷居が高いものになっているかもしれません。
保健所や病院でのHIV感染検査は煩わしいが、感染の有無はチェックしておきたいという方には自宅で出来るHIV検査がお勧めです。もちろん匿名で実施できます。